緑色の怖い猫の目

緑色の怖い猫の目

猫を飼っている友人は、夜中にトイレに行くために起きたときに、緑色の光を放つ恐ろしい2つの目が見えるという状況に遭遇することがあります。長年猫を飼っていたとしても、突然の出現に驚いて眠れなくなるでしょう。特に、一人で家にいてホラー映画を見終わったときなどは、悪魔に取り憑かれて命を奪いに来たのではないかといつも不安になります。

実は、猫は悪魔に取り憑かれているわけではありません。猫の目が怖いと感じる緑色の光を発するのは、猫の眼球に反射色素の層があるからです。光が猫の目に届くと、この反射色素層で反射されて見えるのです。猫の目から発せられる光の色も、猫によって異なる場合があります。青い目の猫は一般的に赤い光を発しますが、緑の目や金色の目の猫は、上記の緑色の光を発します。

猫の目は赤や緑の光を発しますが、その生活はそれほどカラフルではありません。識別できる色は限られています。猫には青と緑の錐体細胞しかないので、猫の世界にあるのは灰色、緑、青、黄色の色だけです。しかし、猫は色彩が乏しいからといって視力が低下するわけではありません。それどころか、夜間の視力は人間よりも優れています。薄暗いところでは瞳孔が眼球の表面積の90%まで広がります。わずかな光でも周囲の環境をはっきりと見ることができ、狩りをすることができます。

猫の目のこうした特徴は、長い進化の過程で形成されたものです。夜に猫を見るのが本当に怖い場合は、別の部屋に置いてください。